建築学科に入学すると、先輩や先生が当たり前のように「エスキス」って言葉を使い始めますよね。でも、具体的に何をすればいいのか、最初はよく分からない…なんて人も多いはず。
この記事では、建築学生向けに「エスキス」の意味を分かりやすく解説します!
エスキスって、どんな意味?
一言で言うと、 エスキスとは「設計の思考過程」 のこと。フランス語で「下絵」や「スケッチ」を意味する言葉ですが、建築の世界では、もっと広い意味で使われています。
具体的には、
- アイディアをまとめるためのラフなスケッチや模型作り
- 先生や先輩に設計案を相談すること
の2つを指します。
つまり、一人で黙々と考えて形にするのもエスキス、先生や先輩とディスカッションしながら進めるのもエスキスなんです。
どんな時に使うの?
例えば、こんな風に使います。
- 「エスキスがなかなか進まない…」
- 「先輩、エスキス見てください!」
- 「今週のエスキスで、案がガラリと変わっちゃった…」
自分で行うエスキス(スタディ)って、具体的に何をするの?
設計課題が出たら、まずは自分でエスキスを始めてみましょう。一人でじっくり考える時間も大切です。
エスキスでよく使う方法はこちら。
- ラフなスケッチを描く: 頭に浮かんだイメージを、どんどん紙に描いてみましょう。細かい部分は気にせず、自由に表現することが大切です。
- メモ書き: 思いついたこと、疑問点、キーワードなどを書き留めて整理しましょう。後から見返すと、新たな発見があるかもしれません。
- 簡易な模型を作る: 立体で形にすることで、空間の把握がしやすくなります。厚紙や発泡スチロールなど、手軽な材料でOKです。
- 簡単な3Dモデルを作る: 最近は、無料の3Dモデリングソフトも多いので、手軽に試すことができます。
これらの方法を組み合わせたり、自分に合った方法を見つけたりしながら、自由にエスキスを進めていきましょう!
先生や先輩に見てもらうエスキスって、どんな感じ?
設計課題が進むと、先生との「エスキス(相談会)」の時間があります。先生にアドバイスをもらいながら、設計案をブラッシュアップしていくための大切な時間です。
エスキスで先生に見てもらうもの
- これまで自分で作ったスケッチや模型、3Dモデルなど
- 設計のコンセプトや考え方
- 疑問点や悩んでいること
エスキスを成功させるポイント
- 積極的に質問する: 分からないことや、気になることは遠慮なく質問しましょう。
- 意見を聞く姿勢を持つ: 先生のアドバイスを素直に受け止め、自分の設計に活かしましょう。
- 自分の考えを伝える: 先生に自分の考えをしっかりと伝え、ディスカッションしましょう。
まとめ
「エスキス」は、建築設計の基礎となる大切なプロセスです。積極的に取り組むことで、設計力がどんどん磨かれていきます。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、恐れずにチャレンジしてみましょう!
先生や先輩、友達と意見交換しながら、楽しくエスキスを進めていけば、きっと素晴らしい設計案が生まれるはずです。